・転職するなら売り手市場のタイミングのほうがいいの?
・売り手市場はいつまで続く?
本記事の内容は次のとおりです。
- 売り手市場はもう終了
- 有効求人倍率は条件によって変わる
- 転職するベストなタイミング
- 買い手市場でも有利に転職を進める戦略
コロナショックの影響で有効求人倍率は下がり続けています。
また、失業者の数も増加傾向にあるため売り手市場は終了したと考えたほうが転職活動は動きやすいです。
とはいえ。売り手市場が終了しても優良企業への転職が不可能という理由にはなりません。
本記事では転職するベストなタイミングと買い手市場でも有利に転職を進める戦略を解説します。
売り手市場はもう終了【2020年9月】

売り手市場とは有効求人倍率が1倍を上回っている状態です。
有効求人倍率とは「有効求人数(件)」を「有効求職者数(人)」で割ったもの。
求職者より求人が多い状態だと売り手市場だと考えてOKです。
有効求人倍率が低いほど求人が少ないので転職先の選択肢はかなり少ないと捉えるべきです。
厚生労働省の調査によると令和2年6月の正社員有効求人倍率(原数値)は0.84倍となり、前月を0.06ポイント下回りました。
残念ながら売り手市場は終了しています。
売り手市場は業界別で考えろ

有効求人倍率は業界別で捉えるべきです。
なぜかというと、コロナショックが追い風になって伸びている産業もあるから。
IT系の専門職なんかまさにそうですよね。
2016年経済産業省が発表したデータによると、現在IT人材は17.1万人不足しているのに対し、2020年に36.9万人、さらに2030年には78.9万人も不足することが予想されています。
引用:UZUZCOLLEGE
10年後までしっかり見越して転職するなら、テックキャンプでも始めてIT系の知識を入れるべきかと。
ちなみに令和2年6月大阪府の事務職の有効求人倍率は0.37%です。 事務系の仕事は確実に今後ITに奪われますよ。
売り手市場は地域別で考えろ

有効求人倍率は地域によって差があります。
東京都の有効求人倍率は令和2年1月に1.96倍だったものが令和2年6月には1.35倍と大幅に減少しています。
大阪府の令和2年6月は1.23倍。
愛知県の令和2年6月は1.14倍。
愛知県の令和2年7月の有効求人倍率は1.07倍まで下がっています。
3大主要都市ですら大幅に差があります。
あなたが住んでいる地域の有効求人倍率くらいは把握しておくべきかと。
Googleで「有効求人倍率 地域名」で検索すれば各都道府県の労働局の報告を調べることができますよ。
売り手市場はいつまでも続かない3つの理由

売り手と買い手のバランスで需要が決まるのは当然です。
しかし、売り手市場はいつまでも続かないのが現実でして。
なぜかというと時代は変化し続けるから。
詳しく解説します。
予測不能なVUCA時代
まさに現代は予測不能なVUCA時代です。
いつまでも売り手市場が続かない理由は、求めている人材が変化するから。
「誰でもいいから雇いたい」なんて企業はもはや存在しません。労働力を使い捨てる気満々のヤバいとこだけです。
時代が変化し続ける限り、企業が労働者に求めることも変化し続けます。
少子高齢化
少子高齢化は止まりません。
労働人口が減り続ける中で、企業数も減っていくことは自然なこと。
そもそも働く場所が減っていくので売り手市場は終わりを迎えます。
ITが労働を担う時代
ITの進化によって世の中の仕事はなくなります。
Amazon GOなんてまさに無人販売ですからね。
自動運転技術もレベルがあがり、ライドシェアが普及すれば運転手やUberも終了を迎えるのは目に見えています。
ITに仕事を奪われた人たちが仕事を一斉に探し始めたらどうなるでしょうか?
確実に失業率は上がり、転職難易度は上がり続けますよね。
少ない椅子を取り合うことになり、売り手市場は崩壊します。
転職するベストなタイミング

転職するベストなタイミングは「いつでも転職できるように常に準備しておく」が正解です。
なぜかというと、優良企業から求人がでるタイミングは誰にもわからないから。
求人情報は常にキャッチアップしましょう。
dodaだけでもいいので登録して現状を知るところから始めてください。
転職するベストなタイミングは「常に今」。
ここで行動できない人は買い手市場で転職することは不可能です。
買い手市場でも有利に転職を進める戦略

買い手市場では高度な能力やスキルが求められます。
なぜかというと、1つの求人に応募する人数が多いためライバルとの差をつけないと内定は出ないから。
転職はあなたを売り込む営業活動です。
あなたを商品と捉えて性能や品質をアップデートし続けましょう。
企業が求める人材と自分の能力の差分を埋めていく作業が必要です。
関連記事 >> 社会人が勉強しない1つの理由
転職を意識しながら働く
転職活動で最も重要な要素は職務経歴書です。
なぜかというと、あなたが転職先で活躍できる人材か、まずは職務経歴書で判断するためです。
魅力的な職務経歴書を書くためにはスキルと経験が重要になってきます。
書類が通らないと面接してもらえないですからね。
書類通過の確度が上がる職務経歴書の書き方は職務経歴書が書けない!4つの対処法 【作り方と実物を公開】という記事で解説しています。
もし、書類が通りにくのであれば転職エージェントを使いましょう。
職務経歴書のチェックをしてくれるエージェントもいますし、そもそも書類通過の確度が上がります。
転職エージェントをしっかり使い倒しましょう。
最後におすすめの転職エージェントをご紹介します。
おすすめの転職エージェント…
・『リクルートエージェント』
特徴:業界No.1。求人数は圧倒的。
公式サイト:https://www.r-agent.com/
・『doda』
特徴:求人の質、サポートともにトップクラス。
公式サイト:https://doda.jp/
・『マイナビエージェント』
特徴:良質な中小企業求人が豊富。IT系にも強い。
公式サイト:https://mynavi-agent.jp/
【20代限定】
・『マイナビジョブ20’s』
特徴:マイナビが運営する20代・第二新卒専門の転職エージェント。
公式サイト:https://mynavi-job20s.jp/
・『ウズキャリ』
特徴:1人あたり約20時間のサポート。個別に面接対策をカスタマイズ。IT/WEB系に強く未経験案件も豊富。
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【年収600万円以上のハイクラス】
・JACリクルートメント
特徴:質の高いハイクラス求人が豊富。
公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp/
転職成功者は平均4.2社の転職サイトや転職エージェントを利用しているというリクルートのデータもあります。
※登録したからといって無理に応募する必要はありません。
各社非公開求人を持っているため、複数の転職エージェントに登録したほうがいいです。単純に選択肢が増えますからね。
とはいえ。とりあえず1社に絞るならリクルートエージェントです。
業界No.1なので使わない理由がないんですよね。
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今回は以上です。